IT業界へ就職・転職を検討されている方、異動で配属された方向け
IT業界について「情報技術(Information Technology)」
本記事で、上記についてのお悩みや疑問を解決できます。
こんにちは かつGです。
IT業界で約40年仕事をしてきた経験をもとに、解説していきます。
ITと言っても、いろいろな技術があります。こちらでは、ITの全般概要と、ITに関する企業を開設していきます。
就職・転職を希望されている方は、どの企業の試験を受けるかの目安としていただければと思います。
また、異動でIT関係の部門に配属された方は、ご自身の役割と、関連するパートナー(企業)について確認してもらえればと思います。

ITは、現在では重要な社会インフラの一部
生活を支える主なインフラ
インフラ(インフラストラクチャー)とは、私たちの生活や産業活動の土台となる基本的な施設やシステム、サービスの総称です。

- 生活インフラ(ライフライン)
- 電気、ガス、水道など、私たちが毎日を安全・快適に過ごすために欠かせない設備です。
- 交通インフラ
- 道路、鉄道、港湾、空港など、人や物の移動・流通を支える基盤です。
- 通信インフラ
- インターネット回線(光ファイバーなど)やモバイル基地局など、情報通信ネットワークの基盤です。
- 公共施設・環境インフラ
- 学校、病院、公園、ごみ処理場、河川など、公的な福祉や自然環境の保全に関わるものです。

通信インフラ・情報機器が、現在では重要なインフラの位置づけになっています。
IT関連の仕事は、企業や社会への貢献度も高く、他のインフラと並べてみても、遜色ないものとなっています。
やりがいのある仕事だと思います。
ITインフラ(通信インフラとIT機器)
ITインフラ(情報インフラ)とは、コンピューターやインターネットなどの情報技術(IT)を安全かつ安定して利用するための基盤となる設備やシステムのことです。
具体的には、パソコンやサーバーなどの機器(ハードウェア)と、OSや通信ネットワーク(ソフトウェア)を指します。

ハードウェア(システムを物理的に支える機器や設備)
- ネットワーク機器:
- ルーター、スイッチ、LANケーブルなど
- 端末・データ保管:
- パソコン、スマートフォン、サーバー、ストレージなど
- 電源設備:
- 無停電電源装置(UPS)など

ソフトウェア(システムの機器をコントロールするソフト)
- OS(基本ソフト):
- Windows、macOS、Linuxなど
- ミドルウェア:
- アプリケーションとOSの間で仲介を行うデータベース管理ソフトなど
- ネットワーク:
- 通信プロトコル(通信規格)など
- ソフトウェア(業務):
- 機器制御ソフト、在庫管理、財務管理など

サーバー機器の現代トレンド → オンプレミスからクラウドへ
かつては自社内にサーバーなどの機器を設置して運用する「オンプレミス型」が主流でした。
しかし、現在ではインターネットを通じて必要なシステムを利用する「クラウド型」の導入が急速に進んでいます。
これにより、初期投資の削減や拡張性の向上が図られています。

情報インフラとして、ハードウェア・ソフトウェアがありますが、この記事ではソフトウェア(業務)を中心に解説します。
IT(コンピューター)はどこでも使われている
IT(コンピューター)は、会社で使われているものだけでなく、あらゆるシチュエーションで利用されています。
コンピューター(パソコンやスマートフォン)は、仕事や学習だけでなく、生活に欠かせない家電製品から交通機関、医療現場に至るまで、あらゆる場所で私たちの暮らしを支えています。
コンピューターは計算や制御を極めて高速に行うことができるため、目に見えないところで私たちの生活を豊かに、そして便利にするために使われています。
コンピューターが使用されているもの
- 家電製品
- エアコンの温度管理、冷蔵庫の鮮度維持、洗濯機のコース制御、炊飯器の火力調節などに小型のコンピューター(マイコン)が組み込まれています。
- 交通機関
- 自動車(エンジン制御や自動ブレーキ)、電車の運行管理、自動改札機、航空機の操縦システムなどで活用されています。
- 医療現場
- MRI(磁気共鳴画像診断装置)やCTスキャンといった精密検査機器、生命維持装置などに利用されています。
- 金融・店舗
- キャッシュレス決済、ATM(現金自動預払機)、POSレジ、ネットバンキングなどで使われています。
- オフィス・教育
- 文書作成、表計算、インターネット検索、メール、オンライン会議などで日常的に活用されています。
- 業務系アプリケーション(次項で補足)


会社の業務で利用されているコンピューターはもとより、私たちの生活の中でもあらゆるところで使用されています。
家電・自動改札機・POSレジ・ATM等の、機械を制御するコンピューターは、専門の企業が対応しているケースが多いです。
コンピューターが利用されている業務系アプリケーションの具体的な例
業務効率化・バックオフィス
企業の日常業務を自動化・デジタル化し、コスト削減と生産性向上を図る活用方法です。
- 勤怠・労務管理: クラウド型システムによる打刻や給与計算の自動化
- 経費・請求管理: ペーパーレス化や会計ソフトとの連携
- 顧客管理(CRM): 顧客情報や商談履歴の一元管理
- コミュニケーション: ビジネスチャットやWeb会議ツールの導入

マーケティング・販売(Web・インターネット)
インターネットを通じて集客し、売上を最大化するためのIT活用です。
- ECサイト構築: 自社オンラインショップの運営
- SNSマーケティング: X(旧Twitter)やInstagramなどを活用したプロモーション
- データ分析: Webサイトのアクセス解析や、顧客の購買データを元にしたマーケティング施策

製造・物流(IoT・ロボティクス)
物理的な現場の状況をデータ化し、品質向上や省力化を実現する技術です.
- スマート工場(スマートファクトリー): センサーを活用した稼働状況の監視や予知保全
- 自動倉庫管理: バーコードやRFIDを用いた在庫・出荷管理の自動化

農業・医療などの専門分野(X-Tech)
特定の業界課題をITで解決する取り組みです。
- スマート農業: AI・ドローンを活用した農薬散布や、自動環境制御のビニールハウス
- 医療IT: 電子カルテの導入、オンライン診療システムの運用

AI・データ活用(BI:ビジネスインテリジェンス)
蓄積された膨大なデータ(ビッグデータ)を分析し、経営判断や新サービスの開発に生かす活用方法です。
- データ分析: データサイエンティストによる市場予測やトレンド分析
- 生成AIの活用: 文章作成、プログラミング、画像生成などによる業務サポート

基幹業務システム
企業の維持に欠かせない、販売管理、生産管理、財務会計、人事給与などの主要な業務をまとめて効率化・管理する仕組みです。
特定の作業だけを助ける一般的な業務システムとは違い、会社全体の大切なデータを一つにまとめて、事業が止まらないように支えます。
- 販売・購買管理:
- 商品や材料の見積もり、受注、発注、仕入れの流れを管理します。
- 在庫・生産管理:
- モノの数や、工場での製造計画、進み具合を調整します。
- 財務・会計:
- お金の出入りを記録し、決算書を作ります。
- 人事・給与:
- 社員の情報や勤怠をまとめ、給料を計算します。


IT業界でも多くの方が携わっていますが、これ以降は企業を動かすために必要な業務系アプリケーションを解説します。
私も実際、業務系アプリケーションに携わっていました。
ITに関わる企業

ITに関わる企業の主な種類
ITに関わる企業は、システム開発を担うSIer、インターネットサービスを提供するWeb企業、通信インフラ企業、ハードウェア・通信機器メーカーなどに大別されます。
- ソフトウェア開発会社:
- 業務システムやアプリケーションソフトウェアの設計・開発を行う会社。
- SIer(システムインテグレーター):
- お客様の課題を解決するために、システムの企画・設計・開発・導入を一貫して行う会社。
- インフラ構築・運用会社
- サーバーやネットワークなどのITインフラを設計・構築し、運用・監視・保守を行う会社。
- クラウドサービス会社:
- クラウドサービスの提供や、クラウド環境の設計・構築・運用を行う会社。
- ITコンサルティング会社:
- ITを活用した経営課題の解決策を提案するコンサルティングを行う会社。
- パッケージソフトウェア会社:
- 業務に特化したパッケージソフトウェアを開発・販売する会社。
- Webサービス・コンテンツ会社:
- Webサイトやスマホアプリ、オンラインサービスなどを企画・運営する会社。
- IT機器・ハードウェア会社
- パソコンやサーバー、ネットワーク機器などIT機器の開発・製造・販売を行う会社。

ITの仕事をするには、関係する企業に勤める必要があります。
これらの企業は、得意とする分野を担当し分業されています。
上流工程(企画、設計等)を担当する企業(Sier、ITコンサルティング会社等)は、比較的年収が高く、就職・転職時は難易度が高いです。
ITを利用している企業内のIT関連の仕事
ITを利用している企業には、IT担当者(主に情報システム部門や社内SEなど)は、社内のIT環境が「止まらない状態」を作り、業務効率化やセキュリティ対策を総合的に担う役割です。具体的な業務は「ITインフラの管理」「ヘルプデスク」「IT企画・導入」に分かれます。
- ITインフラ・セキュリティ管理
- 社内ネットワークやサーバー、PC・スマートフォンの管理情報漏洩やウイルスを防ぐセキュリティ対策とアクセス権限の整備万が一のトラブルに備えたデータのバックアップ体制の構築
- 社内ヘルプデスク(サポート)
- 「PCが動かない」「メールが送れない」といった社員からの問い合わせ対応や不具合の解決新入社員用のアカウント発行やPCの初期設定(キッティング)
- IT企画・導入と業務改善
- 経営課題や業務効率化のニーズに合わせた新しいシステム(SaaS、業務ソフトなど)の選定・導入ベンダー(外部業者)との調整やコスト管理

IT専門の企業ではなく利用ユーザー側の企業で情報担当を希望することもよいと思います。
IT担当窓口として、IT企業への業務依頼・調整・IT企画を担当することができ、企業が必要とするいろいろなITに携われ、幅広い知識が広がります。
まとめ
現在では、ITは重要なインフラとなり、いろいろなITを活用しており、
この仕組みを利用するために、いろいろな役割の企業、業務が存在しています。
IT業界への就職、転職を考えておられる方は、ITでもどんな仕組みに携わり、その中でもどの役割を希望するかで、企業や部門が変わってきます。
IT関連企業(ハード系・ソフト系)の中から選定するか、ITを使用している企業のIT関連部門を選定するか等、事前に方向を決めておくとよいと思います。




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